アーティスト別受賞一覧・パフォーマンス・レカペまで現地密着完全取材
MUSIC AWARDS JAPAN:“日本版グラミー賞”の呼び声高い国際音楽賞"MAJ"が、記念すべき第1回を迎えた。日本の音楽業界主要5団体が垣根を越えて創設したこのアワードは、アジア圏最大規模の授賞式として、世界へ向けて音楽文化の多様性と未来を発信する新たな試みである。
初開催の舞台となったのは、歴史と文化が息づく京都・ロームシアター。5月21日のPremiere Ceremonyに加え、5月22日にはノミネートアーティストを中心としたレッドカーペットのほか、Grand Ceremonyでは主要6部門を中心とした最優秀賞発表および授賞式が行われた。
レッドカーペットには国内外から著名なアーティストや業界関係者が集結。授賞式では俳優・菅田将暉がMCを務め、Mrs. GREEN APPLEや矢沢永吉らによる圧巻のライブパフォーマンスが披露され、SNSでも「#MAJ2025」が長時間にわたりトレンド入りを果たすなど、熱狂的な反響を呼んだ。
本記事では、全62部門に及ぶ受賞・ノミネートの中から注目アーティストをピックアップし、現地で二日間にわたり取材した筆者が、授賞の瞬間、レッドカーペット、そして圧倒的パフォーマンスの模様をレポートする。
MAJレッドカーペット特集:オリジナルフォト&独占コメントを一挙公開!
[インタビュー:日本版グラミー賞”MAJ”レカペ写真大公開!スターたちの素顔 ー ケンティにサングラスを外した平野紫耀も]
MAJ 2025オープニングパフォーマンス
細川たかし、Perfumeら豪華アーティスト18組によるオープニングパフォーマンスも、大きな話題を呼んだ
〈記事では紹介しきれなかった”レアな瞬間”や”未公開写真”はSNSで続々公開中!フォロー必須!〉→ instagram / X
Ⅰ. アーティスト別 受賞結果&受賞コメント・ノミネート賞一覧
- Mrs. GREEN APPLE
- Creepy Nuts
- YOASOBI
- 藤井風
- Number_i
- 新しい学校のリーダーズ
- 宇多田ヒカル
- FRUITS ZIPPER
- 矢沢永吉
- 羊文学
- Snow Man
- 米津玄師
- tuki.
- ちゃんみな
- AI
- Awich
- WEST.
Ⅱ. 現地直送パフォーマンス レポート
- Mrs. GREEN APPLE
- YOASOBI
- 藤井風
- 矢沢永吉
- Creepy Nuts
- ちゃんみな
- AI x Awich × NENE × MaRI
Ⅲ. レッドカーペット特集 ー オリジナルフォト&独占コメント
- 中島健人
- 文化庁長官 都倉俊一
- YOASOBI
- 新しい学校のリーダーズ
- FRUITS ZIPPER
- CUTIE STREET
- こっちのけんと
- Number_i
- NiziU
- ちゃんみな
- 乃木坂46
- Mrs. GREEN APPLE
- 藤井風
- AI
- Creepy Nuts
- 菅田将暉
Ⅳ. 日本の音楽史を変えたMAJ ー 来年以降に更なる注目と期待
YOASOBIレカペ特集はこちら![インタビュー:日本版グラミー賞”MAJ”レカペ写真大公開!スターたちの素顔 ー ケンティにサングラスを外した平野紫耀も]
受賞内容
1. Top Global Hit from Japan 『アイドル』 [プレゼンター:文化庁長官 都倉俊一]
2. 最優秀アニメ楽曲賞 『アイドル』
3. 最優秀ミュージックビデオ賞 『アイドル』
4. クリエイター特別賞 Song of the Year for Creators presented by JASRAC 『アイドル』ー Ayase
“Top Global Hit from Japan”受賞コメント
顔を合わせ、驚きを隠せない様子のikuraとAyase。ikuraは『アイドル』が『【推しの子】』から生まれた楽曲であることについて触れ、「物語を音楽にするYOASOBIならではの楽曲・作品との向き合い方で、楽しく音楽を作って行った先に、このような賞を頂けて本当に嬉しい」と喜びを露わにした。また、「初めて音楽に触れた時の楽しさや純粋な喜びを大事にしながら、これからもYOASOBIらしく遊び心を持って、いつもワクワクしてもらえるYOASOBIでいられる様に頑張ります」と語った。
その他ノミネート
1. 最優秀楽曲賞 『アイドル』
2. 最優秀アーティスト賞
3. 最優秀ジャパニーズソング賞 『アイドル』
4. 最優秀国内ダンスポップ楽曲賞 『アイドル』
5. 最優秀国内ダンスポップアーティスト賞
6. 最優秀バイラル楽曲賞 『アイドル』
7. Top Japanese Song in Asia 『アイドル』
8. Top Japanese Song in Europe 『アイドル』
9. Top Japanese Song in Latin America 『アイドル』
10. ベスト・オブ・リスナーズチョイス:国内楽曲 powered by Spotify 『アイドル』
11. 最優秀ジャパニーズソングアーティスト賞
現地直送パフォーマンスレポート
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レッドカーペット オリジナルフォト
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受賞内容
1. 最優秀国内 R&B/コンテンポラリーアーティスト賞
2. 最優秀国内 R&B/コンテンポラリー楽曲賞 『Automatic』
その他ノミネート
1. 最優秀アルバム賞 『SCIENCE FICTION』
2. 最優秀国内R&B/コンテンポラリー楽曲賞 『First Love』
3. 最優秀国内シンガーソングライター賞
4. 最優秀リバイバル楽曲 『光』
5. 最優秀クロスボーダー・コラボレーション楽曲賞 『何色でもない花』
パフォーマンス(事前収録)
受賞内容
1. 最優秀アイドル賞 [プレゼンター:小泉今日子]
その他ノミネート
1. 最優秀アイドルカルチャー楽曲賞 『LOVE TRIGGER』
受賞内容
1. Top Japanese Song in Asia 『Lemon』
その他ノミネート
1. 最優秀アルバム賞 『LOST CORNER』
2. 最優秀ジャパニーズソング賞 『さよーならまたいつか!』
3. Top Japanese Song in Europe 『KICK BACK』
4. Top Japanese Song in North America 『KICK BACK』
5. ベスト・オブ・リスナーズチョイス:国内楽曲 powered by Spotify 『さよーならまたいつか!』
6. 最優秀国内シンガーソングライター賞
7. 最優秀ジャパニーズソングアーティスト賞
8. 最優秀国内シンガーソングライター楽曲賞 『さよーならまたいつか!』
受賞内容
1. 最優秀ニュー・アーティスト賞 [プレゼンター:浅田真央]
その他ノミネート
1.最優秀国内シンガーソングライター楽曲賞 『晩餐歌』
ちゃんみなレカペ写真はこちら![インタビュー:日本版グラミー賞”MAJ”レカペ写真大公開!スターたちの素顔 ー ケンティにサングラスを外した平野紫耀も]
ノミネート
1. 最優秀国内ヒップホップ/ラップ楽曲賞 『B級』
2. 最優秀国内R&B/コンテンポラリー楽曲賞 『ハレンチ』
3. 最優秀国内ヒップホップ/ラップアーティスト賞
4. 最優秀国内R&B/コンテンポラリーアーティスト賞
現地直送パフォーマンスレポート
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レッドカーペット オリジナルフォト
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AIレカペ特集はこちら![インタビュー:日本版グラミー賞”MAJ”レカペ写真大公開!スターたちの素顔 ー ケンティにサングラスを外した平野紫耀も]
ノミネート
最優秀国内R&B/コンテンポラリー楽曲賞 『Story』
現地直送パフォーマンスレポート
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レッドカーペット オリジナルフォト&独占コメント
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ノミネート
最優秀国内ヒップホップ/ラップアーティスト賞
現地直送パフォーマンスレポート
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受賞内容
『ダーリン』
ステージが始まると同時に、大森の澄み渡る歌声が空間を満たす。その圧倒的なボーカル力は、映像では伝わりきらない“生”の説得力に満ちていた。曲の中盤、約50名の弦楽器奏者が舞台奥から一斉に現れた瞬間、会場は息をのむ静寂に包まれ、その後訪れる音の波に一斉にのみ込まれた。精緻に構成された演出と、感情の振幅を余すところなく表現する歌唱。舞台に立つその姿は、“最優秀アーティスト賞”という称号にふさわしい気品と迫力を兼ね備えていた。
→ Mrs. GREEN APPLEレカペ特集はこちら![インタビュー:日本版グラミー賞”MAJ”レカペ写真大公開!スターたちの素顔 ー ケンティにサングラスを外した平野紫耀も]
『PLAYERS』
入念の打ち合わせのもと作り上げたというゲーム部屋を再現したセットにikuraとAyaseが現れ、ステージはまるでひとつの物語のように始まった。部屋を飛び出し観客と共鳴するように「もう一回、もう一回」と歌い上げる場面では、会場が一体となる熱気に包まれた。巧みな演出と確かな音楽性が融合した、YOASOBIらしい世界観が際立つパフォーマンスだった。
→ YOASOBIレカペ特集はこちら![インタビュー:日本版グラミー賞”MAJ”レカペ写真大公開!スターたちの素顔 ー ケンティにサングラスを外した平野紫耀も]
『満ちていく』
第二部のオープニングを飾ったのは、藤井風のピアノとともに静かに始まった『満ちていく』。白い照明が舞台を包み込む中、彼の内面が透けて見えるような繊細な歌声が響き渡る。外向的なパーソナリティとは対照的な、深く情感に満ちた表現力が胸を打った。
→ 藤井風レカペ特集はこちら![インタビュー:日本版グラミー賞”MAJ”レカペ写真大公開!スターたちの素顔 ー ケンティにサングラスを外した平野紫耀も]
高級車で堂々と登場し、拍手の中ステージへと歩を進めた矢沢。白のマイクを蹴り上げ一回転させる、まさに“伝説”のパフォーマンスで観客を魅了した。
曲に合わせ客席から赤と白のタオルが舞い上がり、ボルテージMAXの会場を更なる一体感で包んだ。
『YES MY LOVE』
しっとりと歌い上げるレジェンドの姿に、関係者も総立ち。空間そのものが矢沢色に染まった。
『Bling-Bang-Bang-Born』
9冠という偉業を達成したCreepy Nutsが放つステージは、その圧倒的存在感をまざまざと見せつけるものだった。DJ松永の俊敏なターンテーブルさばきと、R-指定によるキレのあるラップが織りなす音の奔流に、会場は一気に熱を帯びた。緩急の効いたパフォーマンスに、彼らの卓越したスキルと自信がにじみ出ていた。
『ハレンチ』
天井から吊るされたフープに乗っての登場。エアリエルアーティストとの共演により、サーカスのような演出の中での歌唱という、圧倒的なインパクトを残した。
『KING』
椅子を使った演出とダンサーの連携が絶妙で、妖艶かつ力強い表現が際立った。
『美人』
ハスキーで透明感ある高音が楽曲の美しさを際立たせる。
ランニングマシンの上で歌い続けるという異例の演出で、ステージに一層の疾走感を与えた。
ちゃんみなのステージはパフォーマンス性に非常に長けており、MAJを一段と特別なイベントにした。
→ ちゃんみなレカペ写真はこちら![インタビュー:日本版グラミー賞”MAJ”レカペ写真大公開!スターたちの素顔 ー ケンティにサングラスを外した平野紫耀も]
『Not So Different Remix feat. Awich』
AIの流暢な英語とソウルフルなボーカルが観客の心に深く響いた。Awichとのコーラスは見事に調和し、平和へのメッセージが力強く放たれた。
直球のリリックが観客の胸を打ち、共感を呼び起こした。
ソファを使った大胆な演出と4人によるラップリレーで、女性の強さと美学を高らかに表現した。
→ AIレカペ特集はこちら![インタビュー:日本版グラミー賞”MAJ”レカペ写真大公開!スターたちの素顔 ー ケンティにサングラスを外した平野紫耀も]
2日目Grand Ceremony直前に行われた、レッドカーペットには豪華アーティスト陣が参列。乃木坂46など、今回は紹介しきれなかったアーティストなども含めた、来場者のオリジナルフォトを独占コメントと合わせて公開予定。是非SNSをフォローして続報をチェックしてもらいたい。
6月5日更新:レカペ特集公開中![インタビュー:日本版グラミー賞”MAJ”レカペ写真大公開!スターたちの素顔 ー ケンティにサングラスを外した平野紫耀も]
紹介予定アーティスト一覧
*都合により予定が変更になる場合がございます
- 中島健人
- 文化庁長官 都倉俊一
- YOASOBI
- 新しい学校のリーダーズ
- FRUITS ZIPPER
- CUTIE STREET
- こっちのけんと
- Number_i
- NiziU
- ちゃんみな
- 乃木坂46
- Mrs. GREEN APPLE
- 藤井風
- AI
- Creepy Nuts
- 菅田将暉
MAJレッドカーペット特集:オリジナルフォト&独占コメント
[ インタビュー:日本版グラミー賞”MAJ”レカペ写真大公開!スターたちの素顔 ー ケンティにサングラスを外した平野紫耀も]
“日本版グラミー賞”の名に恥じぬクオリティとスケールで幕を開けた「MUSIC AWARDS JAPAN」は、日本の音楽賞の在り方に一石を投じる歴史的な初回となった。業界5団体が手を携え、ジャンルや世代、さらには国境をも超えて多様な音楽を称えるこの試みは、アーティスト、ファン、関係者すべてにとって新たな可能性を感じさせる場となった。
各部門の授賞式では、役所広司、小泉今日子、三浦知良、都倉俊一ら、第一線を築いてきた錚々たるプレゼンター陣が登壇。その顔ぶれは、名実ともに“文化の祭典”としての深みを印象づける演出であった。
そして、授賞の意義だけでなく、各アーティストが披露したステージパフォーマンスの数々もまた、MAJを唯一無二のイベントへと押し上げた大きな要素である。Mrs. GREEN APPLEの壮麗な弦楽アンサンブル、藤井風の静謐な歌唱表現に加え、ちゃんみなのステージはサーカスを思わせるエアリエル演出から、ランニングマシーンでの圧巻の熱唱まで、彼女にしかできない“ショー”としての完成度を見せつけた。どのアーティストも観客の視線を一瞬たりとも離さず、心を揺さぶる力を持っていた。
出席関係者の反応、SNS上のトレンド、そして現場の熱気が示す通り、本イベントは“初回”という枠に収まりきらない完成度とインパクトを有していたと言える。日本発の音楽文化を、世界に向けて本気で発信していくという強い意志が、このMAJには確かに宿っていた。
音楽の力が国境を越え、価値観をつなぎ、時代を照らすという原点を、私たちはこの二日間を通じて再認識したのではないか。そしてこのMAJを契機に、日本の音楽がより一層グローバルに羽ばたき、アーティストたちが言語や文化を超えてその可能性を広げていく未来が、着実に近づいている。日本発の音楽が、世界の音楽地図に新たな軌跡を描く日も、遠くはないだろう。
MUSIC AWARDS JAPAN——それは、日本の音楽史を“未来”へと動かしはじめた、新しい扉の第一章であった。
Photo Credit :[©CEIPA /MUSIC AWARDS JAPAN2025]
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