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公演レポート ディズニープリンセス - ザ・コンサート来日公演

歌声×映像が誘う、究極のディズニー音楽体験

By: Feb. 08, 2026
公演レポート ディズニープリンセス - ザ・コンサート来日公演  Image

ディズニープリンセス - ザ・コンサートが、再び日本の地に降り立った。本公演の最大の見どころは、バックスクリーンに映し出される高精細なアニメーション映像と、ブロードウェイの第一線で活躍するトップスターたちの共演である。

キャストには、「アナと雪の女王」のエルサ役や「ウィキッド」のエルファバ役を射止めたアリッサ・フォックスを筆頭に、「アラジン」オリジナル・キャストのジャスミン役として知られるコートニー・リード、「ライオン・キング」でナラ役を演じたシンディ・ウィンターズといった豪華な顔ぶれが揃う。さらに、名匠ベンジャミン・ラウハラが音楽監督を務め、“魅惑のプリンス”アダム・J・レヴィが華を添える。プリンセスの名曲群のみならず、ヒーローやヴィランズが歌い上げる珠玉のナンバーまで、ディズニー音楽の真髄を堪能できる至福のひとときとなった。


開演前、スクリーンにはディズニー作品にまつわるクイズ映像が映し出され、観客は自然と作品世界へと引き込まれていく。幕が上がる前から会場を温める演出は、ファン心理を熟知した粋な仕掛けであった。

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アリッサ・フォックス(左)
シンディ・ウィンターズ(中央)
コートニー・リード(右)

定刻になるとスクリーンにカウントダウンが表示され、ゼロの瞬間、シンデレラ城と花火の映像が現れる。花火の煌めきと照明演出が音楽と完全にシンクロし、強い没入感を生み出した。音楽監督ベンジャミン・ラウハラは主にピアノで参加。さらに、天の声としてディズニーパークのアナウンスでお馴染みの声が使用されるなど、細部までこだわり抜かれた構成に胸が高鳴る。

オープニングはアリッサ、コートニー、シンディによる「Starting Now」。ステージからプリンセスたちが飛び出してきたかのような華やかさに、客席は自然と手拍子に包まれた。

最初に披露されたのは、映画公開30周年を迎えた『ポカホンタス』より「川の向こうで」。続いてコートニーが『ムーラン』の「リフレクション」を歌い上げ、葛藤するムーランの内面を切実に表現した。

シンディは『メリダとおそろしの森』の「タッチ・ザ・スカイ」を披露。冒険心に満ちた旋律を、伸びやかな歌声で描き出し、コアなファンを唸らせる選曲となった。

『リトル・マーメイド』の「パート・オブ・ユア・ワールド」では、コートニーが感情豊かにアリエルを体現。憧れと切なさが交錯する歌唱に、客席は静まり返った。

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ベンジャミン・ラウハラ(左)
アダム・J・レヴィ(中央)

アリッサは、自身の祖母が日本で育った過去を語ったうえで、『塔の上のラプンツェル』の「自由の扉」を披露。喜びに満ちたラプンツェルの感情を、圧倒的な表現力で描き切った。

コートニーはブロードウェイ時代の思い出を交えながら、アダムの「Do you trust me?(僕を信じろ)」という名セリフに導かれ、「ホール・ニュー・ワールド」へ。スモークに包まれたステージは魔法の絨毯そのもので、日本にいながら本場ブロードウェイの空気を味わえる贅沢な瞬間となった。

アダムは『アラジン』『ヘラクレス』『ノートルダムの鐘』『アナと雪の女王2』からなるヒーローメドレーを披露。巧みな編曲と力強い表現力により、各作品の名場面が鮮明に蘇る。

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シンディ・ウィンターズ

シンディは『ライオン・キング』の「シャドウランド」を歌唱。ナラの内なる葛藤と、ライオンとしての強さを同時に感じさせるパフォーマンスであった。

一幕のラストは「イントゥ・ジ・アンノウン」。女性シンガー3人による最強のトリオが誕生し、アリッサの澄み切ったハイトーンが会場を包み込む。割れんばかりの拍手の中、第一幕は幕を閉じた。

第二幕は、ディズニーアニメーションの名場面を集めた映像からスタート。照明が映像と緻密に呼応し、再び観客を魔法の世界へと誘う。

ゴールドのドレスに身を包んだコートニー、アリッサ、シンディが登場し、ステージは一層の輝きを放った。

シンディは「生まれてはじめて」を披露し、サビでは観客と共に歌う演出で会場を一体にする。続いてアダムと「とびら開けて」を歌い、完璧なハーモニーを響かせた。

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コートニー・リード

コートニーによる「How Far I’ll Go」では、まるでモアナ本人がそこに立っているかのような存在感を放つ。「I am Moana」というセリフがこれほど自然に響く歌唱は稀有である。

アリッサとアダムによるヴィランメドレーは、『リトル・マーメイド』『ライオン・キング』『塔の上のラプンツェル』『アラジン』から構成。アレンジ、曲の繋ぎ、感情の振り幅、そのすべてが秀逸で、近年聴いたメドレーの中でも群を抜く完成度を誇った。

「カラー・オブ・ザ・ウィンド」でのコートニーが歌うポカホンタスの描写力は圧巻で、観客の心を深く揺さぶり、涙を誘う。

シンディは『プリンセスと魔法のキス』の「夢まであとすこし」で軽やかなステップを披露し、作品の持つ高揚感を鮮やかに表現した。

『美女と野獣』からは「朝の風景」と「美女と野獣」を女性3人で歌唱。三者三様の声が溶け合い、美しいハーモニーを生み出す。

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アリッサ・フォックス(中央)

クライマックスは「レット・イット・ゴー」。観客のボルテージは最高潮に達し、本場のエルサが放つ圧巻の一曲に息を呑む。大サビではステージに雪が舞い降りる演出も加わり、忘れがたい光景となった。

アンコールは「ウィッシュ~この願い~」。後半にはディズニープリンセスたちのアニメーション映像が総集編として流れ、華やかな余韻を残しながら幕を閉じた。

圧倒的な歌唱力と表現力、映像によって蘇る数々の名作の記憶、そして音楽と映像と完全に呼応した照明演出。そのすべてが高次元で融合した本公演は、まさに極上の2時間であった。

Photo Credit :[Presentation licensed by Disney Concerts © All rights reserved 撮影:永原圭介]


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