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公演レポート:MUSIC EXPO LIVE 2025 —東京ドームを揺らした一夜限りの祝祭

Number_i × ENHYPEN × TOMORROW X TOGETHER :三大勢力がドームを席巻

By: Nov. 15, 2025
公演レポート:MUSIC EXPO LIVE 2025 —東京ドームを揺らした一夜限りの祝祭  Image

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11月3日、東京ドームで「MUSIC EXPO LIVE 2025」が開催された。アジアの音楽シーンを牽引する実力派が一堂に集まり、ここでしか見られない競演が続いた。開幕の呼び込みを務めた山里亮太の紹介に合わせ、出演者が姿を見せるたびに客席から熱狂が押し寄せた。モニターへ映し出される瞬間も歓声が膨れ上がり、イベントの空気は序盤から飽和状態であった。


KAWAII LAB.が彩った幕開け

トップバッターはKAWAII LAB.。CUTIE STREETが『かわいいだけじゃだめですか?』で火蓋を切ると、客席は一気に温度を上げた。続く『倍倍FIGHT!』でCANDY TUNEが合流し、ステージは華やかさを増していく。

さらに『わたしの一番かわいいところ』では所属メンバー総出でセンターステージを囲み、色とりどりの衣装が視界を埋め尽くした。大サビではカラーテープが広がり、カラフルな景色が一段と鮮明になる。最後は全員がメインステージに集結し、愛らしさと躍動感が交差するパフォーマンスで完結させた。


KiiiKiii:仲の良さが滲む軽快なダンス

KiiiKiiiは『DANCING ALONE』で柔らかな空気を送り込み、メンバー同士の距離感がそのままダンスに反映されたような温度のあるステージを描いた。


BE:FIRST × ENHYPEN:震えるほどの熱演

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発表段階から注目を集めたコラボステージでは、BE:FIRSTの難度が高い『Masterplan』を両組で披露。ENHYPENが「振り付けを覚えるのが大変だった」と語ったほどの挑戦的な構成で、レーザーが走る空間を自在に切り裂いた。

続く『Bite Me』のイントロが響いた瞬間、東京ドームは悲鳴のような歓声に包まれた。炎が噴き上がる中で刻む刹那の動作も正確で、両組の気迫がステージ全体を支配した。


CORTIS:新人離れした存在感

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日本での初のイベントでのステージとなったCORTIS。『What You Want』で強靭なビートを刻み、鋭いダンスと特効が連続する迫力の一幕を展開した。『FaSHioN』では炎、スパーク、音玉が次々と炸裂し、フレッシュなエネルギーとカリスマ性が共存する姿を見せた。


4EVE:世界が一変するステージング

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4EVEはステージ下から迫り上がって登場すると、『Keep a Secret』をピンクの照明の中で披露し、まるで単独ライブのような世界観を作り上げた。『hot2hot』では真紅のライトが揺れ、扇子を使った艶やかなダンスで観客を引き込んだ。


HANA:気迫としなやかさを纏う初東京ドーム

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HANAもステージ下から上昇して登場。『Drop』でスクリーンにメンバーが映るたびに客席から歓声が起こった。『ROSE』では詩情を丁寧に届けるかのような歌声が広がり、激しさと緻密さが同居したパフォーマンスで存在感を示した。


Number_i × TOMORROW X TOGETHER × CORTIS:三者が交わす素顔のトーク

クロストークではCORTISが「グループ内で意見が割れた時の対処」を先輩グループに尋ね、Number_iは「3人で話し合う」と返答。TOMORROW X TOGETHERは「強く言う人が押し切る」と意外な裏側を明かし、会場に笑いが起きた。


ENHYPEN:悲鳴のような大歓声

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ENHYPENが登場すると、この日最大級の声が東京ドームに響いた。炎とレーザーが交差する中で『Bad Desire (With or Without You) [Japanese Ver.]』を披露し、緊張感のある空気を一気に高める。

No Doubt』では歌詞に呼応するようにファンの掛け声が重なり、会場は巨大な一体感に包まれた。さらに過去の東京ドーム公演の思い出に触れながら、『BLOSSOM』を“プレゼント”として歌い上げ、スタンドマイク越しの温かな声に息を飲む瞬間が続く。

Shine On Me』では銀色のコンフェティが降り注ぎ、彼らが目を閉じて歌う姿が幻想的であった。『Sweet Venom』では首を振るダンスをファンと共有し、最後は『Brought The Heat Back』で舞う炎の中、情熱的な姿を見せつけた。


BE:FIRST:多彩な表現で魅せたステージ力

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BE:FIRSTは『Secret Garden』で透明度の高い歌声を響かせ、『Mainstream』で切れ味の鋭いダンスを見せつけた。『Milli-Billi』『Boom Boom Back』ではドームを沸かせる身体能力が際立ち、続く『夢中』では豊かな声量と美しいハーモニーが広がった。

I Want You Back』では「生きててくれてありがとう」と放った一言が観客の胸を強く揺らした。


KAWAII LAB. × KiiiKiii:国境とジャンルを越える一幕

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KAWAII LAB.とKiiiKiiiのコラボでは、K-Popの代表曲『TT -Japanese ver.-』、J-Popを象徴する『ヘビーローテーション』を両組で披露。手を繋ぐ場面もあり、KiiiKiiiがAKB48の振付を完全に自分たちのものとして表現していたのが印象的であった。


TOMORROW X TOGETHER:しなやかさと温度差が映える構成

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TOMORROW X TOGETHERは『Upside Down Kiss』で長身を活かしたスケールのある動きを見せ、『Beautiful Strangers [Japanese Ver.]』でしなやかな舞を描いた。「歌詞に注目して欲しい」と語り、『Where Do You Go?』では静かな感情がゆっくり染み込むような歌唱を届けた。

5時53分の空で見つけた君と僕 [Japanese Ver.]』の軽快なステップ、『きっとずっと (Kitto Zutto)』でスクリーンに歌詞を映してファンへメッセージを送る流れも鮮やかであった。

MCでは、まもなく始まるドームツアーや“ご当地グルメ”への期待を語り、終盤『Can’t Stop』では炎の中で一変したクールな表情を見せた。


Number_i:空気を塗り替える圧倒的な統率力

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Number_iは『GOAT』で一気に温度を引き上げた。炎が吹き上がる中、ダンサーを従えたステージは帝王の風格を帯び、観客を逃さない集中力で魅せた。

FUJI』では手拍子と縦揺れがドーム全体に広がり、観客の熱量を引き上げる手腕が際立った。『INZM』では照明とレーザーが緻密に絡み、圧巻のライブ構成で締めた。


フィナーレ:スターたちの別れの瞬間

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ラストは出演者全員がステージへ再集合し、一組ずつ挨拶を行った。HANAが「みんなのおかげで幸せでした」と語ると、会場に暖かな空気が満ちた。

お別れの時間になると、ステージ上いっぱいにアーティストが広がり、名残惜しそうに手を振る姿が続いた。「またお会いしましょう」という声が飛び交い、歓声はしばらく止むことがなかった。


総評

MUSIC EXPO LIVE 2025は、アジア各地の個性がぶつかり合い、互いの魅力を引き上げる稀有な一夜であった。ジャンルも文化も異なる12組がひとつの空間に集うことで、ステージごとに色合いが変わり、東京ドームは絶えず新しい景色を生み出した。歓声の強弱からも観客の熱量が手に取るように伝わり、とりわけK-POP勢を中心とした爆発的な反応は、このシーンの勢いと存在感を象徴していたといえる。

各グループが放ったエネルギーは方向性こそ違えど、全員が“今”の自分たちを真っ直ぐに提示していた点が印象深い。新人からトップランナーまでが同じ舞台に立ち、互いの強みを示し合う構図は、本イベントのテーマである「ここでしか見られない共演」を確かなものにした。

実力、創造性、観客との距離感、どれを取っても、今年の音楽シーンを象徴するライブであったと言えるだろう。


「MUSIC EXPO LIVE 2025」の模様は12月12日(金)22:30~23:28にNHK総合にて「MUSIC EXPO 2025」としてオンエア。さらに12月20日(土)23:30~25:29にはその拡大版がNHK BSP4Kで、2026年1月3日(土)24:00~25:59にはNHK BSにて放送される。
※NHK ONEでの配信予定はない

Photo Credit :[©MUSIC EXPO LIVE 2025実行委員会] 


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