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公演レポート:ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2025

ニューヨークの歌声とともに贈る、愛と命のメロディ

By: Oct. 14, 2025
公演レポート:ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2025  Image

ディズニー・オン・クラシック」は、ディズニー・アニメーションや映画、テーマパークなどの音楽を、オーケストラとヴォーカリストの生演奏でお贈りする、日本最大規模のオーケストラ・コンサート・ツアー。23回目の開催となる今年は「Circle of Life ~愛を感じて」をテーマに、アニメーション映画『ライオン・キング』をフィーチャー!友情や家族といった様々な愛を描いた感動の物語を、時を超えて心に響く音楽とともにお届けします。ニューヨークで活躍するヴォーカリストたちの歌やパフォーマンス、スクリーンの映像、そしてステージを彩る照明演出とともに、観て・聴いて・心で感じる“音楽体験”をお楽しみください。


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第一幕で印象深かったのは『ベイマックス』のメドレー。爽快でクールなサウンドがホールを包み、冒頭から会場の空気を一変させる。映像と演奏が溶け合い、まるで映画を再びスクリーンで観ているかのような没入感へと誘う。日本版エンドソング「Story(English Version)」が流れると、スクリーンに映し出される日本語訳とともに、ベイマックスの切なくも温かい物語が鮮やかによみがえり、早くもクライマックスを迎えたかのような感動が客席を満たした。

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第二幕の幕開けに、指揮者・青木 高志が「命がテーマ。強さと弱さがあるところを聴いてほしい」と語り、会場は静寂に包まれる。その言葉を受け、壮大な『ライオン・キング』の世界が広がった。オープニング曲「サークル・オブ・ライフ」からは、朝焼けに包まれるサバンナの広がりを感じさせる音が鳴り響き、鳥肌が立つほどの迫力で観客を圧倒した。

続く「王様になるのが待ちきれない」では、ヴォーカリストのエマが軽快なリズムに身を委ね、シンバの無邪気なエネルギーを見事に体現。会場のテンションを一気に引き上げた。「準備をしておけ」では、デカルロがスカーの邪悪さを目の表情と声の力で鮮烈に描き出し、その豹変ぶりに観客は息を呑む。

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ヌーの暴走シーンでは、映像とオーケストラの緊迫感が完全にシンクロし、ディズニー・アニメーションの映像表現が持つ力強さを改めて実感させられる。アップテンポの「ハクナ・マタタ」では、オースティンが成長したシンバの大人らしさを放つ。終盤では奏者たちもステージ前列で踊り出し、会場のボルテージは最高潮に達した。

「星空の下で Part.2」が始まると、シンバの生還を祝福するような軽やかな演奏が響き渡り、楽器の一音一音から喜びがあふれる。クライマックスを飾った「時は来た」では、照明が真紅に染まり、会場全体が炎のような熱気に包まれた。力強い演奏と、全身全霊で歌い上げるヴォーカリストたち、そして青木の魂を込めた指揮が渾然一体となり、圧巻のラストを描き出した。

恒例の『星に願いを』が流れると、観客全員が合唱に加わり、ホールいっぱいに優しい響きが広がる。アンコール曲『愛を感じて』は、スクリーン映像を使わず、歌と演奏そのものに焦点を当てた構成。繊細で美しいハーモニーが幾重にも重なり合い、まさに贅沢なアンコールとなった。

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金テープが舞い上がる中、鳴り止まぬ手拍子に包まれてフィナーレを迎える。約二時間半にわたる公演は、大迫力と深い感動に満ちた、まさに“まほうの夜”であった。

※出演者・演目等が変更となる場合がございます。予めご了承ください。

Photo Credit :[Presentation licensed by Disney Concerts. ©Disney]




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