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独占インタビュー:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、MSCクルーズで活躍!情熱的なラテン系シンガー、ナディア

“USJは過去最高のオーディション。日本での経験は素晴らしく何事にも変え難い。”

By: Feb. 11, 2024
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ナディア・ロセンチテヘル:アルゼンチン出身のプロボーカリスト兼パフォーマー。その魅力的な存在感と美声で、数々の著名なステージに名を馳せてきた。2018年にMSCでリードプロダクションボーカリストとし、クルーズ船でのキャリアを開始。その力強い歌声は、シルバーシー・クルーズユニバーサル・スタジオ・ジャパンでも披露された。ナディアはブエノスアイレス演劇学校を卒業し、ニューヨークのWorking Actor StudioBroadway Dance Center、イギリスのCollective Creative Initiativeのコースでスキルに磨きをかけた。

どのようにしてクルーズ船で働き始めましたか?

2018年当時アルゼンチンで働いていて、船で働くことは私にとって初めての海外でのパフォーマーとしての仕事でした。私は常に海外で働くことを望んでいて、クルーズ船のアイデアはそこで働いている人の話を聞いたときに始まりました。

「試してみよう」と思い何が必要か、オーディションにどのように自分をプレゼンテーションすれば良いかを調べました。異なるジャンルの曲がいくつか入った動画を作成し、あらゆるところへ手当たり次第、当時はそれほど多くなかった会社に送りました。

エージェンシーにも送り、1つのエージェンシーから2018年8月に返事がありました。「是非あなたを紹介させて下さい。」と言われ、すぐにイタリアのクルーズ船会社のオファーが送られてきました。大体の時期と、中国と日本に向かう船だと言われました。

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アルゼンチン出身の私を想像してみてください。それはもう遥か遠い世界の向こう側です。本当にドキドキして怖かったし、もちろんそうしたことは初めてだったので不安でした。この会社ではイタリア語で歌わなければならなかったので、その後イタリア語のデモを要求されました。それからその仕事に受かり、一度も振り返らずに突き進みました。

クルーズ船は非常に異なる世界で、私の人生を変えました。同僚や上司から沢山のことを学び、道が広がりました。旅については言うまでもありません。それが私が初めて日本に行った時であり、ドバイ、東南アジア、中国にも行きました。

とても楽しそうですが、もちろん大変な時もあったのではないでしょうか?

船の生活は、6ヶ月から8ヶ月間乗り続けます。私の契約は8ヶ月で、その後は7ヶ月と6ヶ月でした。なので契約によって期間も異なりますが、それほど長い間船に乗り続けることは誰にでも向いているわけではありません。

屋内にいることや、自分の時間があまりないことに慣れなければなりません。これは陸での他の仕事との最大の違いです。外に出るといつも門限があります。自分で料理することも出来ません。出された料理がが好きでなくても何も出来ないのです。そのため、多くの壁があります。しかし正しい心構えで取り組み、それが自分に合っていれば、本当に素晴らしい仕事です。

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その後、どのようにしてUSJで働くことになったのですか?

初めての契約中に日本に行きました。1ヶ月行ったり来たりして過ごし、大好きになりました。実際にここに住んで働いてみたいと思い、2019年にオプションを検討していました。

それからパンデミックが起こりました。多くの企業がオンラインオーディションを始め、USJもその一つでした。正直に言うと、私が参加したオーディションの中で最高、または最高のオーデションの一つでした。なぜなら、合格しようがしまいが参加者は尊重され、親切に対応されるべきですが、大体はそんなことはありません。オーディションは過酷で非常に冷酷なことがあります。

実は2020年、2021年、と2022年に3年連続でオーディションを受けました。2021年には最終選考まで進みましたが、その後日本の国境が閉鎖されたため、外国からは誰も合格出来ませんでした。そして2022年についに合格しました。本当に大きな会社で沢山の人が受けていたので、まさか合格出来るとは思ってもいませんでした。

そこでの仕事は素晴らしいもので、1年間の日本での経験は何事にも変え難いです。特に文化の観点から見て非常に異なることが沢山ありました。でもとても楽しい時間を過ごし、多くの機会を得て、ソロショーの制作とパフォーマンスも出来ました。

USJで働く中で最も難しかった部分は何で、それをどのように乗り越えましたか?

最も難しい部分は、耐久力、身体的な部分、そして声の面でした。健康には本当に注意が必要です。私はいつも携帯用のボーカルスチーマー、ネブライザー、加湿器を持ち歩いています。これらなしでは生きていけません。

エネルギー量とステージに立つ時間で言うとブロードウェイと同じです。ブロードウェイでは週に7~8回のショーを行います。だからそれが私にとってブロードウェイでの仕事をするためのトレーニングになったと思っています。それが私の夢でもあります。

なぜ次に進むことを決めたのですか?

先のことは分かりませんでしたが、特に最初のソロショーを行った後、それが本当に私の情熱であり心から感動したことに気付きました。だからそれに従ってどこまで行けるかやってみないと、と思いました。

[初のソロショー「Sing it to me!」]

今後はどうする予定ですか?

自分のショーで働くことです。まだ確定していないので具体的なことは言えませんが、自分のショーを船や陸でもパフォーマンスしたいと願っています。自分のソロショーについてお話しましたが、ラテンのショーで、本当に特別なものです。私たちの文化や音楽を私がラテンではない人々と共有するものだからです。出来るだけ多くのジャンル、サルサ、タンゴ、ボサノバ、ディズニーを少し、スペイン語のミュージカル劇場などを混ぜようとしています。それらは私を強く象徴するものです。

[2回目のソロショー「VIVA Latina」]

プロデューサーにもなられるという事ですか?

その通りです。私が始めるこのキャリアはヘッドライナーまたはゲストエンターテイナーと呼ばれています。これは特にクルーズ船で、自分のショーをしては船を去ります。光、ビジュアル、音楽を含むショー全体を持ち込みます。通常は船内のバンドと一緒に演奏するので、楽曲だけを持ってくることがありますが、衣装を含めてショー全体をプロデュースします。これらの事を経験したことがないので、沢山学んでワクワクしています。

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将来の目標は何ですか?

常にブロードウェイに出演する夢を持っていて、近いうちまたは将来それを実現出来ることを願っています。本当に興味を持っているショーもいくつかありますが、そうでなくても、ミュージカルは私の情熱です。16歳のときにミュージカルを学び始めて以来、ディズニーの映画を見ていました。私の父もミュージカルが好きなので、それは私の生活の一部です。

しかし正直なところ可笑しなことにこの業界では、「海外にも行けるしクルーズ船を始めよう」という様な目標を持って始めることがありますが、実際私はそれを大好きになるだろうとは一切考えていませんでした。それがどういうものかは全く分かりませんでした。だからやるからには、プロセスを楽しむことにしました。

すぐにミュージカルを出来なくても、私は自分がやっていることや自分のショーを楽しんでいます。だから私の夢も少し変わりました。もしかしたらミュージカルと自分のものを少しと、両方をやるかも知れません。それも私の視野が広がるし、本当に楽しいです。

Photo Credit :[Kenshi James, 濱野 花音, Misaki]



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